手描き京友禅の世界をトップで走り続ける作家「松井青々」氏の訪問着が入ってまいりました。
2018/12/28
松井青々作 訪問着【鹿の子葵華文】
この、ひときわ際立つ独自の描写は、多くの作家さんに影響を与えており、その素晴らしさはコピー的なお品が世に出回るほど・・・。
そして、そのコピー的なお品であっても「青々調」と呼ばれ、独自の枠を確立してしまう影響力のある作家さんこそが松井青々氏でございます。
あらゆる京友禅の技法を取り入れた独創的な表現力で、現代日本の染織界で随一の人気を誇る作家「松井青々」。
その磨きぬかれた伝統の技を一枚のきものに込めて仕上げられたものは、染物の美しさというものを私たちに教えてくれます。
何度も何度も塗り重ねられた鮮やかな色彩はその着物の奥の深さを出し、それでいてメリハリのある鮮明な世界観をも感じさせてくれますね。道をきわめた名匠の感性、伝統の真髄をどうぞ末永くお楽しみくださいませ。